その昔は、働いたお金をあるだけ使って子供や地域を支え、困った時や老後は、子供や地域に世話になったそうです。それが日本の文化だったようです。
グローバル化の波で、今は、国がお金を集めて、困った人や老後の世話をすることになりました。でも、何だかみんな心配しているようです。
そのせいでしょうか、日本には、世界でトップクラスといわれる程のお金があるといわれているのに、“使えない”“使わない”………。加えて、バブル崩壊体験と長期デフレ。いつのまにか、預金神話となりつつあります。
しかし、世界では、資源獲得戦争が始まっています。日本でも、資産形成は、いろいろな形で実物投資へと変わるのではないでしょうか。結果として、お金が国内で使われたら、それを得た人が又使う。次々に形を変えながら繰り返し回っていく。
お金のリサイクルを、豊かさの実感に繋げ、向上のきっかけにしたいものです。
私どもの協賛会社が募集した、都心ワンルームアパートに最近入居された500室の方々へのヒアリングによると、約3割が地方から上京されてくる学生さんで、他は、ほとんど若年サラリーマンの方々でした。(外国人の方を募集対象にしておりませんので含まれていません。)
その方々が物件選択最大の決め手にされたのは、職住接近(学生さんの場合アルバイト)と、賃料の額ということでした。
又、希望月額賃料の目安は、前記学生さんの場合、親からの支援を考え「5万円」くらいが一番多かったようです。一方、サラリーマンの方々のほとんどが、「手取収入の40%以内。」を希望されていました。
しかし、現実には都心にそのような物件はほとんどありません。それどころか、古くなったり、再開発でドンドン壊されています。
郊外に出ればあるのでしょうが、若い方々は、夜のない都心から離れられないようです。
私たちは、そのような方々に「頑張って下さい。」を込めて、就眠スペースを都心に提供し続けていきたいと思っています。