防災の日が”想い出の日”にならないように

熱帯低気圧の変化による豪雨と強風は、もはや「過去に例がない」、「想定外」と言えなくなってきています。
東日本大震災では崩れるような地下鉄の被害はありませんでしたが、もし、豪雨と重なり、ラッシュ時であったら、閉じこめパニックの状況が一変していたでしょう。
高層住宅が多くなっていますが、直後の避難、生活への対応はあまり報道されません。
老朽化マンションの安全度等、知れば知るほど課題の大きさに驚きます。
緊急時通信も課題です。東日本大震災時、当社ビル前公衆電話に長蛇の列ができました。
私たちは、東日本大震災直後に、大津波に対応する街造りとして、下記の提案をしてみましたが実現はハードルが高いようです。
“安心”と“夢”があれば人は集まる
“安心”と“夢”があれば人は集まる(補足)
「他国から学ぶより、自国を知ることが難しい。」と言われますが、日本は、自然環境変化への対応を多く学んできました。どん底から尊敬される国になりました。
日本の国土の2/3が森林であることから、木造化への法整備も進んでいます。
しかし、木の特性(例えば比重)を長い年月をかけ学び、進化してきたきたことが忘れられているようで、林業再生も地方の活性化もなかなか進みません。
比重: 鉄=7.85 コンクリート=2.3 ヒノキ=0.41

私たちは、予測出来ない降雨に備えて、1階の床高を通常より10センチ程高くし、土台、構造材、床材等は、水に強い国産ヒノキを使用しています。50年安心をお約束するためです。
一昔前は、「貸すと大切に使ってくれないから安作りでいい。」という方もあったようですが地下は土と石、地上は木を基本に劣化等級2住宅瑕疵担保責任保険を提供して、貸す人も借りる人も50年「安心という贅沢」をいていただくのが夢です。
コンクリートの中で、イライラしないで、木の家の安らぎの提案です。
私たちは、古い建物密集地の安心のお手伝いもしています。

平成22年3月2日 銀河バンクより