安心をテーマに進化「木の都東京」

狭い道路のセットバックは、地域によって異なるものの確実に進んでいます。
私たちも、購入して下さる方のご協力を得て、下記(最近15年の集計)の通り道路として無償提供しています。
新宿区‥‥‥1,070m2(323坪)
中野区‥‥‥1,374m2(415坪)
杉並区‥‥‥652m2(197坪)
渋谷区、文京区、豊島区、北区、練馬区‥‥‥各100m2以上、他
狭い道路が多かった中野区では「道が広くなって助かっている」との話をよく聞きます。
2メートルの隅切りは、街の景観が良くなることでも好評です。
敷地内ゴミ収納庫設置や地区計画・町会参加等にも積極的に協力させて頂いています。
大都市である程、“地域の調和”が大切であると考えています。

しかし、施工時にはいろいろな問題が発生します。
例えば、隣地境界の中心にブロック塀が積まれている場合、セットバック部分のブロック撤去は隣地にそれなりの事情があり簡単ではありません。
このケースの厳しい判断は、ブロック塀半分相当が建築確認上接道しないことになります。
合筆、分筆に必要な確定測量に、本人死亡・相続人不明でも要立会印は疑問符のようです。
又、公道に至る迄、私道の関係者全ての方々のご理解を頂くのも簡単ではありません。
良く報道されることですが、樹木の越境トラブルは珍しいことではありません。
高低差のある地勢、弱い地盤での基礎工事では、安全への投資が高額になります。

来年は、インスペクションが話題になり、旧基準(昭和55年以前)で建てられた耐震に欠陥のある建物の対応が問題になるでしょうし、2020年には、民法改正によって、平成21年10月1日施行された住宅瑕疵担保履行法(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)との問題でも難しい対応になると思います。
参考迄に、私たちが加入している瑕疵担保責任10年保証保険の現状・実績は下記の通りです。
新築一住戸毎に2,000万円の保険加入義務‥‥‥10世帯アパート=2億円分の保険加入
検査料(支払先=検査機関)‥‥‥269棟=1,321万円
保険料(支払先=保険会社)‥‥‥2,512戸=5,888万円
引き渡し後保険対象になった物件‥‥‥0
今後、大災難があっても被害0への努力を続けます。

平成29年12月30日 銀河バンクより