私たちは、「想定外を想定しなければ安心はない」と考えておられる日本建築の匠と、高温多湿で育った日本の木材に注目しています。
人工林の多くは、日本の風土で進化してきたもので、国の宝です。
特に、日本のヒノキは水に強く、経年変化(風化・老化)に強い事で知られています。
※ 風化とは、材の表層に近い部分に始まる分解作用
※ 老化とは、日光や風雨に関係なく、長い年月の間に材の内部におこる材質の変化
下記は、兵庫県北部養父市林業の実態です。(養父市森林組合提供)
■ 森林面積35,595ha(内人口林20,974ha)=養父市面積の約84%
■ 森林資源量634万m2(一戸建住宅約5千戸分相当が1年で成長)
■ 1970年蓄積量(民有林:人工林)876万m2 ‥‥‥ 全国1966年人工林5.6億m2、
2015年蓄積量(民有林:人工林)7,441万m2 ‥‥‥全国2012年人工林30.4億m2
養父市45年で8.4倍、全国46年で5.4倍
■ 1970年生産量(私有林:針葉樹)25,418m2 ‥‥‥ 全国スギ,ヒノキ1,376万m2
2015年生産量(私有林:人工林)14,864m2 ‥‥‥ 全国スギ,ヒノキ1,359万m2
45年で、養父市41.6%減 、 全国1.3%減
■ 1970年就業人口 407人、 ‥‥‥ 全国146,321人
2015年就業人口 68人、 ‥‥‥ 全国47,600人
45年で、養父市83.3%減、全国67.5%減
上記より、重機の普及等で作業効率は3倍以上に上がっていますが、人手不足は深刻です。
更なる搬出作業進化等で魅力的な林業とし、人を集めることが急がれます。
特に、養父市の場合は速急に5倍以上の人が必要です。