今年も、満開の桜が、日本の新年度を迎えてくれています。
新入学、新社会人となられる方々にとって、想い出深い時となることでしょう。
私たちの事業では、この時期に引き渡しをお約束するケースが多く忙しいのですが、今年は、例年より多かった上、人手不足の心配が重なりました。
お陰様で約束通りお引き渡し出来て、いずれのお客様にも大変喜んでいただきました。
改めて、日本の職人の方々の“能力の高さ”と“責任感の強さ”を実感しました。
以下の図は、日本の就労に関する参考資料です。
この図は、1941年に考案された「ペティ=クラークの法則」を実証しています。
日本も、経済発展・産業構造高度化で、第一次産業から、第二次産業、第三次作業へと、就業人口・国民所得比率は変化してきたことが分かります。
一方で、自営業や家族従業者が多い職場の一つである、木造住宅建築現場の最前線では、欠くことのできない、若い労務作業者不足が深刻になっています。
高齢化社会が進む中でも、経済の発展は可能でしょうが、産業構造の変化は、岐路に立っているのかも知れません。
事情は違っていましたが、戦前も、今と同じように、林業は人手不足でした。
その頃、林業に従事していた父は、外国人労務者にも働いてもらっていました。でも、子供だった私達にとっては、辛いことが多い時代でした。