“環境問題”が「環境産業」と言われる日


日本には、海流・波という未来の海洋資源や再評価され始めた森林資源があります。
いずれも再生可能で環境に優しい資源です。
木材については、環境問題としてこのコラムで度々お伝えしていますが、森林蓄積量の増え方と木材に携わる人の減少は少子化の影響をもろに受け危機的になってきています。

森林蓄積量   昭和41年=188,700万m2 → 平成24年 =490,100万m2
内人口林 昭和41年=55,800万m2 → 平成24年=394,200万m2  林野庁[森林資源の状況]
林業従事者数  昭和55年=14.6万人 → 平成27年=4.8万人  総務省[国勢調査]
(建築業就労者数はやや増加しています)
大工工事従事者数 昭和47年=218万人 → 平成16年104万人 総務省[事業者,企業統計調]

最大の原因は、林業も大工も4K職場で夢がないことです。
4K‥‥‥危険、汚い、きつい、給料が安い

対策例(私案)
林業従事者
「林業10倍活性化宣言」による将来の夢(実態は継続可能)
植林、育成、搬出システム進化(ドローン、ロボット併用等)・・→ 安定高所得
斜面対応能力の高い伐採・搬出重機の開発と林道の早期整備 
大工
中高一貫で2級建築士‥‥実習後 → 高所得
大学で一級建築士多様化‥‥実績 → 社会的地位向上
60歳くらいから指導職 → 社会的地位向上・高齢所得安定

日本の環境を守ってきた長期継続的森林資源は、受益者負担が難しいこともあり「環境資源」としては注目されません。
私たちは、日本の林業が”環境産業”と言われる日の夢を見続けます。

平成29年6月1日 銀河バンクより