10月31日 日本経済新聞 朝刊30面「日本人時計師スイスで奮闘」の見出しと写真が目に留まりました。
ゼンマイの力だけで時を刻む機械式時計が再流行していて、生産額ではスイスが今も世界最大だそうです。そのスイスでは、技術や想像力で秀でた日本人が信頼され、スイスの時計産業を支えているとのことです。写真は、3,400万円もする高級時計を2ヶ月かけて造っているところでした。それが終わったら、同社会長の貴重な懐中時計の修理を託されるそうです。
又、15年ほど前、山口県の高校卒業後、時計師を目指しスイスに留学された方が、スイス人部下を率いて高級時計の新製品をゼロから設計しておられるとか、あるスイス銀行が、有能な若年時計師を支援するため報奨金を出しておられ、今年の受賞者は、日本人を選んだ等の内容でした。
何も無くした60余年前、日本の若者の多くは、探す職もなかったのです。そんな時、自分は「何ができるか。」「何をしたいか。」を自分で考え、自分の責任で頑張っていたように思います。喜んでくれる人がいたから、余計に頑張れたのでしょう。
時は変わったでしょうが、“技術や想像力”で夢実現のため頑張る。そんな若者が、いろんな分野にいる日本は、これからも世界の上位にいられるのではないでしょうか。
私たちは、若い方々が“夢を持って巣立っていく夢”を見ながら事業に取組んでおります。
日本経済新聞社さんには、すばらしい記事内容、その引用を快諾して下さったことのお礼を申し上げます。